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『ニューヨークで見つけた気持ちのいい生活』を読みました
雨の日は部屋でコーヒーを飲みながら本を読むのが好きなあーひゃです。BGM にかけるのは Norah Jones か MISIA で、スピーカーの音質はちょっと悪くてこもった感じになるのですが、それがまたラジオっぽくって、彼女たちの音楽を聴くには合ったりします。今日の午後はそんな感じで Norah Jones のアルバム『Come Away with Me』を聴きながら、コーヒーをお供に文庫本を楽しみました。

今回読んだ本は、先週 y さんと一緒にランチしたあとに寄った有隣堂で入手したもの。もともと paperback を探しに行ったのですが、お目当てのものがなくて(厳密に言うと、あったことはあったのですが、版元がほしかったのと違くて、こだわりから買うことを諦めました)、ぷらぷらと店内を回っているときにこの本に目が留まったのです。

ニューヨークで見つけた気持ちのいい生活
(2009/10/09)
渡辺 葉

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魅力的なタイトルもそうなのですが、その写真にとても惹かれました。パラパラっとめくってみたら興味深いニューヨークライフのエッセイと、すてきな写真がちらほら。「この本の中にはわたしの憧れの生活があふれている!」と確信し、連れて帰ることにしました。そして今日読み終えて、思ったとおり、この本の著者の生活はとてもすてきなものでした。

ニューヨークを意識するようになったのは割と最近のことです。たぶん半年前くらいから。きっかけは、わたしの大好きな海外ドラマの舞台がニューヨークばかりだということに気付いたことでした。それまでなんとなく、ドラマに出てくる登場人物たちの生活を、「あーなんかかっこいいなー」と思って見ていたのですが、「かっこいいなー」と思ってた彼らが、「みんなニューヨークに住んでるのか!」と気が付くと、急にニューヨークがあこがれの存在になりました。

そして今回、この本を読みながら新たに気が付いた、というか判明したのですが、実はわたし、「ニューヨークにあこがれている」というよりも、「ニューヨークに暮らす彼らにあこがれている」のだとわかったのです。もちろんニューヨークそれ自体もとても魅力的なことに変わりはないのですが、わたしがもっとすてきだなと感じているのはきっと、ドラマの登場人物たちが、いっつも一緒にいて、泣いたり、笑ったり、けんかしたりしてる、そんな彼らの日常、そんな仲間の存在なんだなーと思うのです。

そう気が付くと、昨日の朝に届いたメールにふと意識がいきました。数年前まで、いつも一緒にいた仲間からのメールでした。「日曜日に仲間のうち2人と遊ぶから来ない?」と。5人仲良しグループだったのですが、今朝の連絡によると、結局5人全員が揃うことに。これまで「みんなで会おう!」とか言っても必ず誰かが欠けてしまっていたのに(その「誰か」って「わたし」なことが多かったですが汗)、今回こんなにもすんなり集合することになりびっくりしました。そして、「あー、仲間だ…」と、ドラマの登場人物たちと、あのころ毎日一緒だった自分たちが重なりました。

仲間たちとの別れの日のことを、というか、別れの日の切ない気持ちを、今でもはっきり覚えています。それぞれの道に進むため、一緒に過ごした神奈川の田舎を、一人、また一人と去って行きました。見送る仲間が少なくなっていく中、気が付くとわたしが見送られる側になりました。それまで、「これで会えなくなるわけじゃないし、また都内とかでちょくちょく会えるよ!」と楽観的に考えていたのですが、いざ離れていくときに、さよならするのは仲間たちとではなく、そこに在った生活と別れるのだということに急に気が付きました。「もちろん友人たちとはまた会える。でも、今までみたいに、会おうと思ってすぐ会うことはできない…毎日学校で会ったり、一緒に授業受けたり、お昼食べたりすることもできない…」最後の最後になってそのことが分かり、急に寂しくなりました。駅に向かう途中、泣くのを必死にこらえたことを思い出します。

本の中にこんな一節があります。『出会いと別れと』と題されたエッセイの中で、著者が疎遠になってしまった友人が何人もいる、と書いたあとの部分です。

 それでもいい、と思う。人は、変わっていくものだから。私自身も変わるし、アナタもキミも、彼女も彼も、変わっていく。それぞれの関係も、変わっていく。もちろん、古くからの友人とまめに連絡を取り合い、お互いの世界が変わってしまっても「どうしてる? 幸せにしてる?」って気遣い合えたら素敵だ。でも、たとえ短い時間でも、人生のある時間を共有して、そのあいだ互いに刺激し合い、分かち合い、尊敬し合い、愛し合えたら----それだけで、「ありがとう」って思うのだ。


 ときどき、ふと「私たちみんな、水のしずくみたい」って思うことがある。河は、一滴一滴の水からできている。手ですくったら、ひとつひとつのしずくたちがキラキラ飛び散るのを見ることだってできる。しずく α はある瞬間しずく β とお隣同士で、でも次の瞬間には別れ別れになって、別のしずくと触れ合うことになるかもしれない。でも、ある瞬間を分かち合ったしずく β はやっぱり同じ流れの中にいてねそういう意味ではしずく α としずく β はお隣同士でなくなっても一緒、つながっているのだ。


この本がすてきなのは、著者の渡辺葉さんがすてきだからだと思います。彼女のことばはとてもあたたかく、彼女自身がとても気持ちのいい人です。そして、ありがたいことに、どうして彼女がこうも気持ちのいい人なのか、彼女自らがコツを教えてくれたりしています。ふとしたときに読み返してみたい、そんなふうに思いました。気持ちのいい生活のヒントをもらえました。

実はここ数日、寝つきがとても悪くて困っていたのですが、昨日の夜は不思議とすんなり眠りに落ちることができました。たぶんこの本を読んでいたから優しい気持ちになれていたのかもしれません。そして今朝見た夢がちょっと気になるものだったのですが…記事が長くなってしまったのでこの話はまた明日(笑)

  
コメント
奇跡的な再会の、序曲として・・・
あーひゃさん、こんばんは!

Norah Jones の『Come Away with Me』ですか!Tata Young といい、ことごとくツボですね!Don't know why は、よく歌います(笑)キーが合うんです。ファルセット気味ですが^^;

人と人との別離って、その瞬間瞬間は、やはり寂しいと思うし、できることなら未来永劫、続いて欲しい・・・。でも、別離があるから、奇跡的な再会もある。「変わってないね」「なんか、すごく変わったね!成長したね!」という、2パターンの賛辞の言葉を投げかけあうことだってあるかも知れない。自分は、そんな風に思うようにしています。

そして、独りでいる時間を、次に友と会う時には、お互いにそういう言葉を投げかけられるように頑張る時間としよう・・・そんな風に考えたりしてます。そうすると、案外独りでいても、平気です。(その割には、結構サボってますが)
---------- Wood. URL│11/12. 02:10 [ 編集 ] -----
Wood さん
コメントありがとうございますe-420

> Norah Jones の『Come Away with Me』ですか!Tata Young といい、ことごとくツボですね!

なんかうれしいです! Norah Jones は『Come Away with Me』しかないのですが、あと、映画『東京タワー』で使われている歌も好きです。あ! 映画と言えば Norah Jones 主演の『My Blueberry Nights』をずっと観たいと思いつつ、まだ観れてません! DVD 借りに行かなくっちゃ。Tata Young はわたしも Wood さんと同じで、アルバム『I BELIEVE』だけ持ってます。確か『ダウンタウン DX』のエンディングで『Sexy, Naughty, Bichy』が使われていて、「この曲、かっこいー!」と CD ショップに行きました。

> そして、独りでいる時間を、次に友と会う時には、お互いにそういう言葉を投げかけられるように頑張る時間としよう・・・そんな風に考えたりしてます。そうすると、案外独りでいても、平気です。(その割には、結構サボってますが)

わたしもいろんな別れでツラく悲しい思いをしたときは、次に会ったときにいかに自分が変わっているかを考えます。最初はどうしてもセンチメンタルになってしょっちゅう泣いちゃったり…とかもありますが、くよくよした姿って魅力的じゃないし、自分自身がそんな姿を見ることでますます悲しくなってしまうので、ちょっとずつ意識改革、生活改善を行って、自分を輝かせる努力をするようにします。変わって行く自分を見るのって楽しいですよね!(実は最近わたしは密かに自分の変化を楽しんでいます。ここ数ヶ月でかなり変わってます。特に別れがあったわけではないですが…笑)

なんだかレスを書きながら、やる気が出てきました! ほんの数十分前まで、悩みごとに「んー、どうしよう…」と困っていたのですが、ことばの力ってすごいですね! 書くことって大事です! …なんだか話がどんどんズレていってしまいましたが、わたしの英語力にも変化が見られるように今からまた勉強します! Wood さん、コメントありがとうございました!
---------- あーひゃ. URL│11/12. 14:12 [ 編集 ] -----

あーひゃちゃん、
こんにちは!

うまく言い表せませんが、この記事を読んでいてなんだか私も嬉しくなりました。どうもありがとう。

普段、忙しさにかこつけて仲間のこと、特に離れている仲間のことって考えないですもんね。

正月に年賀状をやりとりすると今年こそ連絡を取るぞっ!と思うのですが、結局そのままになったりして・・。

渡辺葉さんは知りませんでしたが、早速読んでみたくなりました。

---------- OJiM. URL│11/12. 23:07 [ 編集 ] -----
東京タワー
あーひゃちゃん!

「東京タワー」の曲、たしかSleepless nights ですよね。私も好きです。(なぜかあの曲は雨のイメージ☆) ていうか、映画「東京タワー」 キレイでとっても好きで、それがきっかけでNorah Jones聴くようになったんです。それでFeels like Home を買いました。(come away with meもたしか持ってるハズ) 映画は知らなかったです。

To be honest,  私もこのところ変化してる自分に気付いてます。変わるつもりはないのに、変わりつつある(笑)・・・そんな自分にとまどっている部分も正直あるんだけど、どこか楽しんでたり、いい意味で驚いているところもあって・・・想定外の自分に出会うのもキライじゃないかもしれないです。

あーひゃちゃんの素直な記事&コメントを読んで、私もちょっと素直になりすぎました!(笑)
---------- y. URL│11/13. 12:31 [ 編集 ] -----
OJiM さん
こんばんは! コメントありがとうございます。

> 普段、忙しさにかこつけて仲間のこと、特に離れている仲間のことって考えないですもんね。

わたしも特に忙しいわけでもないのに、自分のことにいっぱいいっぱいで、大切な人たちの存在をすっかり忘れてしまったりします。よく音信不通になるわたしなのに、たまに連絡が取れると、それまでわたしのかけた迷惑全てを無条件に許してくれて「今度ごはん食べようよ!」と誘ってくれる仲間たち。ほんとに「なんでこんなに惜しげも無く愛情を注いでくれるのだろう」と思うくらいです。そんな人たちを大切にしなきゃだめですね。

> 渡辺葉さんは知りませんでしたが、早速読んでみたくなりました。

わたしもこの本を通して彼女のことを知りましたがステキな女性です。男性が興味を持てる内容かはちょっと微妙かもですが、語りかけるような文体で書かれた彼女の世界観は魅力的です。わたしは週末さっそく他の著書を探しに行く予定です。
---------- あーひゃ. URL│11/13. 19:33 [ 編集 ] -----
y さん
『東京タワー』はわたし DVD を持っていて、結構よく観ています。観るというか、BGM に使ったりします。とてもきれいですよね。あと、同じ江國香織の『冷静と情熱のあいだ』の映画もすっごくきれいです。CATV で放送していたのをなんとなく観ただけなのでほとんど内容は覚えていませんが(今度借りてきて観ないと)、本当に今まで観てきた映画の中で一番きれいだと思ったくらいです。

> To be honest,  私もこのところ変化してる自分に気付いてます。変わるつもりはないのに、変わりつつある(笑)・・・そんな自分にとまどっている部分も正直あるんだけど、どこか楽しんでたり、いい意味で驚いているところもあって・・・想定外の自分に出会うのもキライじゃないかもしれないです。

とってもすてきなことですね。わたしに起こっている変化って周りの人からしたら大したことじゃないんですけど、きっと y さんに起こっている変化は内面から輝きを放ってる感じがするので、周りの人も気付いてるかもしれませんね。
---------- あーひゃ. URL│11/13. 19:42 [ 編集 ] -----
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